IT'S A NEW DAY

いつもと違う肌触りの白い朝 張りつめた光と風を体に受ける 　子供達の歓声がこの部屋に届く 　空気を縫って すぐそこを降る雪は右へ流れるのに その先の雪は左へと消えてく ぶつかり合いながらすれ違いながら 数え切れない程の光る粒 はじめての白い朝 　　　　　 昨日の夜の哀しみを包み込んで 今日からは違う自分にきっとなれそう 　真白い筈の犬は 　アイボリーの毛に雪を飾って 見上げたら全てが自分に向かってる 両手を広げ背伸びしてみるの 昨日までとは違うこの朝の風景に 新しい気持ちが生まれてる はじめての白い朝

1998.11.16

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